この記事では、「砂時計」と「水時計」の違いを分かりやすく説明していきます。
「砂時計」とは?
砂時計とは、洋梨型の中央がくびれた容器に砂を入れ砂が落下することによって一定の時間を測る時計のことをいいます。
砂時計は揺れや温度などの環境に強く、航海で使われてきた歴史があります。
機械式時計が発展したことにより時間を測るために使われることはほとんどなくなりましたが、キッチンでタイマーとして使っている人もいます。
また、インテリア雑貨として用いられるものもあります。
「水時計」とは?
水時計とは、容器に水が流入あるいは流出するように設計されていて水面の高さによって時間を測る時計のことをいいます。
エジプトでは、紀元前16世紀頃には水時計が存在していたといわれています。
中国でも古くから水時計が使われており、それが日本にも伝わりました。
日本書紀には天智天皇が水時計を作らせ、国民に初めて時刻を報せたと書かれています。
日本では漏刻(ろうこく)と呼ばれていました。
昔から使われていた時計には日時計もありますが、水時計は日時計とは異なり日光が差さない場所や夜間などでも利用することができます。
「砂時計」と「水時計」の違い
砂時計は微細な砂が落下することによって一定の時間を測るもので、水時計は水が流入あるいは流出して水面が変化することにより時間を測るものです。
砂時計も水時計も古くから用いられていましたが、水時計の方が歴史は古いです。
水時計は紀元前から用いられていたといわれています。
ただし、どちらもその起源ははっきりしていません。
また、現在砂時計はインテリア雑貨等で用いられることがあります。
まとめ
容器に砂を入れて砂が落下することにより一定の時間を測るのが砂時計です。
それに対して水時計は、流入あるいは流出する水の水面の変化によって時間を測ります。
砂時計はインテリア雑貨として用いられることもあります。