「銀河」と「天の川」の違いとは?分かりやすく解釈

「銀河」と「天の川」の違いとは?違い

無数の星が見えたとき「銀河」と言いますか、それとも「天の川」と言いますか。

この記事では、「銀河」「天の川」の違いを分かりやすく説明していきます。

「銀河」とは?

全天を巡り天球上に銀の川のように見える光の帯です。

1609年にガリレイが無数の星の集団であることを発見しました。

銀河系の外に存在する広がりをもって観測される天体で、渦巻銀河、棒渦巻銀河、楕円銀河などの種類があります。

これらは宇宙の構成単位で銀河系もこの種の一個と考えられます。

以前は小宇宙、島宇宙、銀河系外星雲と言っていました。

アンドロメダ座の中に見える渦巻銀河はアンドロメダ銀河と言います。


「天の川」とは?

銀河系内の無数の恒星が天球の大円に沿って帯状に見えるのを川に見立てたものです。

七月七日の七夕の夜、牽牛と織姫がこの川を渡って年に一度会うと言われています。

銀河系とは地球を含む太陽系を含む巨大な天体の集塊です。


「銀河」と「天の川」の違い

「銀河」「天の川」の違いを、分かりやすく解説します。

「銀河」「天の川」は両方とも川のように見える無数の星の集団で同じ「銀河」です。

しかし「銀河」はいくつもありますが「天の川」は一つしかありません。

「天の川」はたくさんある「銀河」の中の一つの種類であり、地上から見える範囲までの星の集団に名付けられました。

「天の川」は地球を含む太陽系と同じように銀河系の中にあります。

「銀河」は銀河系だけではなく地上からは見えないような星の集団も含み、まだ発見されておらず隠れている「銀河」も多くあります。

天の川のすぐ近くにも大マゼラン雲、小マゼラン雲という「銀河」があり、アンドロメダ銀河は地球から最も近いと言われています。

まとめ

「銀河」「天の川」は両方とも無数の恒星の集まりで「銀河」という点では同じですが、「銀河」は何種類もあり「天の川」は一つのみで地上から見える範囲であるという点が違います。

「銀河」「天の川」も普段生活している場所からでは見ることが難しく山や海辺など街の明かりがないところに行かなければ見られません。

そのようなところに出かける機会があれば観測してみましょう。

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