「古来」と「旧来」の違いとは?分かりやすく解釈

「古来」と「旧来」の違いとは?分かりやすく解釈違い

この記事では、「古来」「旧来」の違いを分かりやすく説明していきます。

「古来」とは?

「古来」「こらい」と読みます。

「古来」には「昔から今まで。

古くから」
という意味があります。

例えば、日本に古くから伝わる技術がある場合、「古来から伝わる伝統技術」などという文章にすることができます。

「古来からの製法を用いた」「古来から日本に伝わる秘密の技」など、古くから伝わり、現在も用いられているような物事に対して「古来」という言葉を使うことができます。


「旧来」とは?

「旧来」「きゅうらい」と読みます。

「旧来」には「昔から行われていること。

以前から」
という意味があります。

例えば、ある学校で昔から伝わっているしきたりがある場合、「旧来から続く学校のしきたり」などという文章にすることができます。


「古来」と「旧来」の違い

「古来」「旧来」の違いを、分かりやすく解説します。

「古来」にも「旧来」にも、「昔から今まで、何かが変わりなく続いて行われていること」という共通する意味があります。

「昔からやっていること」「昔から続いていること」「古来」「旧来」という言葉を使って表現します基本的に「古来」「旧来」は同義語で、厳密な違いはありません。

そのため、「古来から伝わる伝統技術」を、「旧来から伝わる伝統技術」としても、問題なしということになります。

ただし「旧来」よりも、「古来」の方が、言葉としての知名度が高いため、迷った場合は「古来」を使った方が、意味が通じやすい可能性があります。

まとめ

「古来」「旧来」の違いについて見てきました。

「古来」にも「旧来」にも、昔から続いていること、昔から行われていることという意味があり、2つの言葉には明確な意味の違いがありません。

ただし、「古来」の方が「旧来」より知名度が高い傾向があるため、幅広い人に向けて言葉を選ぶのなら、「古来」の方が適しているのではないでしょうか。

違い
違い比較辞典