「限定」と「制限」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「限定」と「制限」の違いを分かりやすく説明していきます。
「限定」とは?
「限定」とは、ものごとの範囲や数量を限ることを意味します。
主に範囲や数量を事前に決めておくことを意味する言葉となります。
言い換えれば、「限る」や「絞り込み」、「抑える」などと同じです。
「限定」の使い方
「限定」は、「限定する」や「限定される」といった使い方のほか、「限定品」や「数量限定」、「期間限定」などといった言葉があります。
「制限」とは?
「制限」とは、ものごとにある限界を設けることを意味します。
「制限」は、許される範囲を超えないように抑えるために重要なものとなります。
言い換えれば、「リミテーション」や「限界」、「超えてはいけない一線」などと同じです。
また、対義語は「無制限」となります。
「制限」の使い方
「制限」は、「制限する」や「制限された」といった使い方のほか、「年齢制限」や「制限時間」、「人数制限」などといった言葉があります。
「限定」と「制限」の違い
どちらも同じくものごとの数量や範囲を定める言葉ですが、そのうえで示すものが異なります。
「限定」は、そのもの自体の範囲を決めることになりますが、「制限」の場合は、限界を決めることになります。
そのため、例え同じ数字でも、それぞれの言葉が持つ意味が異なります。
「限定」の例文
・『母は、期間限定や数量限定といった言葉に弱い』
・『なんとか、2000個限定に商品を購入することができました』
・『会場限定グッズを購入するため、朝早くから並びました』
・『限定アイテム欲しさに、この会場に来ました』
「制限」の例文
・『必ず人数制限を守る必要がある』
・『食べ放題には、時間制限が設けられていることが多い』
・『入会するためには、年齢制限をクリアする必要があった』
・『父は医者から飲酒を制限されました』
まとめ
「限定」と「制限」には以上のような違いあるため、使い分けには注意が必要です。