この記事では、「アカシア」と「ニセアカシア」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アカシア」とは?
「アカシア」とは、マメ科アカシア属に分類されている樹木の総称を言います。
アカシア属は約1000種あり、樹高は1m〜20m以上とさまざまです。
「アカシア」の開花時期は、主に3月〜5月頃で、ほとんどの種が春から秋に開花します。
黄色い小花が多数咲き、芳香があります。
また、「アカシア」の多くの種の葉が羽状複葉です。
「アカシア」の代表種には、「フサアカシア」、「ギンヨウアカシア」などが挙げられます。
「ニセアカシア」とは?
「ニセアカシア」とは、「ハリエンジュ(針槐)」の植物のことを指しています。
「ハリエンジュ」が明治時代に渡来した時に、「アカシア」と呼ばれていたことが、この名前になった由来です。
「ハリエンジュ」はマメ科ハリエンジュ属に属している落葉高木です。
樹高は20m〜27mくらいあります。
開花時期は5月〜6月頃に、蝶形花で白色の小花が多数咲き、香りがあります。
そして、10月に豆果の果実がなります。
葉は互生で奇数羽状複葉です。
花の蜜がハチミツになり、「アカシアのハチミツ」はこの植物のハチミツです。
「アカシア」と「ニセアカシア」の違い
「アカシア」と「ニセアカシア」の違いを、分かりやすく解説します。
「アカシア」はアカシア属の総称を指しています。
一方、「ニセアカシア」はハリエンジュ属の一種を表しています。
また、「アカシア」の花は黄色ですが、「ニセアカシア」は白色の花が咲きます。
「アカシア」と「ニセアカシア」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
「アカシア」の別称には、「アカシヤ」、「アカシャ」などがあります。
また、「アカシア」の英語表記は「acacia」などになります。
そして、「ニセアカシア」には、「ハリエンジュ」などの別名があります。
さらに、「ニセアカシア」は英語で「False Acacia」、「Locust tree」などと表記します。
今回は「アカシア」と「ニセアカシア」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「アカシア」と「ニセアカシア」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。