「イチリンソウ」と「ニリンソウ」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「イチリンソウ」と「ニリンソウ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「イチリンソウ」とは?
「イチリンソウ」は漢字で「一輪草」と書きます。
本州だけでなく、四国や九州と自生地は広く、キンポウゲ科イチリンソウ属イチリンソウに分類されます。
一輪と名前が付くことからもわかるように一つの茎に咲く花は一つです。
4月から5月ごろに花を咲かせ、花の大きさは4センチほどになります。
「ニリンソウ」とは?
「ニリンソウ」は漢字で「二輪草」と書きます。
本州だけでなく、四国や九州。
そして、北海道と日本中どこにでも自生しています。
キンポウゲ科イチリンソウ属ニチリンソウに分類されます。
二輪と名前が付くことからもわかるように一つの茎に咲く花は二つです。
3月から6月ごろに花を咲かせ、花の大きさは2センチほどになります。
「イチリンソウ」と「ニリンソウ」の違い
キンポウゲ科イチリンソウ属イチリンソウに分類される「イチリンソウ」とキンポウゲ科イチリンソウ属ニチリンソウに分類される「ニリンソウ」。
見た目でも違いの分かる植物になります。
まず、咲く花の数に違いがあり、「イチリンソウ」は一つの茎に咲く花の数は一つ。
対して、「ニリンソウ」は、一つ茎に咲く花の数は二つです。
また、その花の大きさにも違いがあり、「イチリンソウ」は4センチから5センチ程度の花を咲かせますが、「ニリンソウ」の場合は、その大きさの半分程度の2センチほどになります。
花を咲かせる時期にも違いがあり、「イチリンソウ」は4月から5月。
「ニリンソウ」は、3月から6月になります。
そのほか、「イチリンソウ」は食用ではありませんが、「ニリンソウ」は食用が可能で山草として堪能する人もいます。
まとめ
以上のように、よく見ると花の大きさや数など全く異なったものとなる2つの花になります。