この記事では、「アンニュイ」と「ニヒル」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「アンニュイ」とは?
どこかやる気がわかず、全身から気だるさを漂わせる人を「アンニュイ」といいます。
その姿はとても哀愁感が漂い、気の毒にも感じてしまうのです。
それほど何かに思いつめていたり、心が落ち込んでいるように見える人は「とてもアンニュイな日だ」と言葉をもらすわけです。
やる気と活力さえも感じさせない人は仕事も恋愛に対しても気が向かず、ぼうっとした日々を送ります。
「ニヒル」とは?
何事にも冷めた態度を見せる人を「ニヒル」といいます。
悩んでいる人を見かけても同情するのではなく、遠くからただ見ているだけであったり、同情心など見せないその様子はまさに冷淡です。
日本においては、騒がず、落ち着いて物事に目を向けて行動する紳士的な男性を指します。
「彼はニヒルだ」といえば、恋愛でも紳士的な落ち着きと冷たさを併せ持つところに異性を強く惹きつけるのです。
「アンニュイ」と「ニヒル」の違い
「アンニュイ」と「ニヒル」の違いを、分かりやすく解説します。
まったく前向きに物事に取り掛かろうとしない気だるいさまを「アンニュイ」といいます。
「アンニュイな気持ち」といった使い方したときは、その人の気持ちがいかに落ち込んでいるか表せる言葉になるわけです。
もう一方の「ニヒル」は、恋愛にも仕事においても冷めた感情を持つ男性に対して使われています。
「アンニュイ」の例文
・『兄は姿こそ格好いい人だが、いつもアンニュイなところがある』
・『職場にアンニュイな人がいると周囲も前向きに仕事ができない』
「ニヒル」の例文
・『ニヒルな男性にはまった妹は傷つくばかりだが別れない』
・『兄はニヒルなのに、女性に嫌われないところが羨ましい』
まとめ
どこか独特な雰囲気を漂わせている人を指す言葉ですが、意味や使う場面に違いがありますので、自分なりにどのようなタイプに使えばいいか、考えて使い分けてみるといいでしょう。