この記事では、「代わって」と「代わりに」の違いを分かりやすく説明していきます。
「代わって」とは?
「代わって」の「代」には、かわる、かわりになるもの、代理、といった意味があります。
このような意味を持つ「代」を用いた「代わって」は交代や代理の意味として使用します。
例えば、「友達に代わって」や「先生に代わって」などといった形で使用します。
「代わって」の場合、このような交代や代理以外に使用することはありません。
「代わりに」とは?
「代わりに」の「代」には、かわる、かわりになるもの、代理、といった意味があります。
このような意味を持つ「代」を用いた「代わりに」は様々な場面で用いられます。
まずは、交替や代理として。
「先生の代わりに」や「弟の代わりに」などといった形で使用します。
次に代用としても使用することができ、「お茶の代わりに」などといった形で使用します。
また、反面の意味でも使用される「代わりに」。
「忙しい代わりに時給が良い」などといった形で使用します。
最後、交換条件としても使用することができ、「お小遣いをもらった代わりにお手伝いをした」などといった形で使用します。
「代わって」と「代わりに」の違い
「代わって」と「代わりに」の違いを、分かりやすく解説します。
「代わって」と「代わりに」は使用可能な範囲に違いがあります。
「代わって」の場合は、交代、代理の場合のみの使用可能となりますが、「代わりに」の場合は使用範囲が広く、交代や代理に加え、代用、反面、交換条件といった場面でも使用することができます。
「代わって」の例文
・『今日は姉に代わって私が夕食当番です』
・『担任の先生が風邪を引いたため、担任の先生に代わって教頭先生が授業をしてくれました』
「代わりに」の例文
・『バターがなかったので、バターの代わりにジャムを塗りました』
・『今住んでいるアパートは家賃が安い代わりにお風呂がありません』
まとめ
以上のように、使用範囲に違いのある「代わって」と「代わりに」です。