この記事では、「見極める」と「見定める」の違いを分かりやすく説明していきます。
「見極める」とは?
「見極める」は「みきわめる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「最後までしっかり確かめること」という意味です。
2つ目は「ものの真偽を十分に検討して、判断すること」という意味です。
3つ目は「ものごとの最も深いところまで知り尽くすこと」という意味です。
「見極める」の言葉の使い方
「見極める」は動詞として「見極める・見極めた」と使われたり、名詞として「合否の見極め」などと使われます。
「見」は動詞「見る」の連用形で「目で事物の存在などをとらえる」から転じて「観察し、判断する」という意味、「極める」は「これより先はないというところまで行き着く」「この上もない程度までそうなる」という意味、「見極める」で「これ以上ないという程度まで観察し、判断すること」になります。
「見定める」とは?
「見定める」は「みさだめる」と読みます。
意味は、「よく見て確かにそうであると決めること」です。
しっかり見て、そのもの価値や真偽を判断することを表します。
「見定める」の言葉の使い方
「見定める」は動詞として「見定める・見定めた」と使われたり、名詞として「人材の見定め」などと使われます。
「見」は「観察し、判断する」という意味、「定める」は「決める」「よりどころや従うべきものとしてきめる」「はっきりさせる」という意味、「見定める」で「よく観察してはっきり判断すること」になります。
上で紹介した「見極める」よりも、やや基準が低いことに使われます。
「見極める」と「見定める」の違い
「見極める」は「これ以上ないという程度まで観察し、判断すること」です。
「見定める」は「よく観察してはっきり判断すること」です。
まとめ
今回は「見極める」と「見定める」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。