「快哉」と「喝采」の違いとは?分かりやすく解釈

「快哉」と「喝采」の違いとは?違い

この記事では、「快哉」「喝采」の違いを分かりやすく説明していきます。

「快哉」とは?

「快哉」とは爽快で嬉しいことや気分がすっとするような気持ちがいいことを指します。

痛快で声を上げてしまうことを指して「快哉」を叫ぶという使われ方をすることが多い言葉です。

他の使われ方でも単純に愉快で清々しいという感情表現ではなく、そういった感情があるから声が出たという形で使われることが多く、そのため「快哉」自体に声を上げることまで含んでいると考える人もいます。

しかし言葉の意味的には愉快で痛快なことという感情だけを指す言葉で声を上げることは含みません。


「喝采」とは?

「喝采」とは相手を褒め称えて声を上げることを指します。

「喝采」する人がどのような感情を持っているかは関係なく、相手の偉業に尊敬の念を込めて「喝采」することもあれば、痛快な言動をしたことに喜んで「喝采」する人もいるでしょう。

「喝采」は声を上げることまで言葉に意味が含まれているので、「喝采」の後に声を上げる表現が続く使われ方はしません。


「快哉」と「喝采」の違い

「快哉」「喝采」の違いを、分かりやすく解説します。

清々しく愉快ですっとする感情を表現する言葉が「快哉」で、声を上げて相手を褒めそやすことが「喝采」です。

「快哉」は意味に声を上げることは含まないので使う時に声を上げる言葉を続けて使います。

それに対して「喝采」は声を上げることまで含むので声を上げる言葉を続けません。

また「快哉」は愉快ですっとした気持ちでしか使われませんが、「喝采」は愉快ですっとした気持ちだけでなく尊敬する気持ちや興奮などの気持ちからの称賛でも使われる言葉です。

まとめ

「快哉」も声を上げる場合に使われる言葉ですが必ずしも誰かを称賛する声とは限りません。

それに対して「喝采」は相手を称賛する声を上げることなので必ず声を上げています。

「喝采」はどんな理由でどんな感情を持って称賛するかを指定しないこともあって、いいことがあって声を上げるという場面では「快哉」よりも使われることが多いでしょう。

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