この記事では、「リーバイス」と「エドウィン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「リーバイス」とは?
『Levi Strauss & Co. 』リーバイ・ストラウスが正式名称になります。
1853年にカリフォルニア州サンフランシスコで創業。
年輩の方にとっては501のCMに「ジェームズ・ディーン」が出演していた事が印象的ではないでしょうか。
しかしその実本人は『Lee』社の愛好家であったのは良く知られた話でしょう。
実際の501は「マーロン・ブランド」が映画で着用した事からグンと認知度を伸ばしています。
直営店が世界で2800を数えるとともにオーソドックスな501や503、512等はカジュアル量販店でも購入可能です。
「エドウィン」とは?
『EDWIN』社であり、東京都品川区大崎に本社を持ちます。
『Lee japan』を子会社に持ち、同社が『Wrangler』の日本での諸々のライセンス権利を所有。
アメリカデニム三大ブランドの2社と日本発のエドウィンブランド展開をしている事で幅広いモデル、テイストの選択が可能だと言えるでしょう。
なかでもエドウィンブランドのデニムはオーセンティックなものからテンセルやストレッチなどその都度の流行素材を商品化するなど企業の機動力には定評があります。
90年代に「リーバイス」の「ジェームズ・ディーン」に対抗して「ブラッド・ピット」氏を広告に起用していた事で有名です。
「リーバイス」と「エドウィン」の違い
「リーバイス」と「エドウィン」の違いを、分かりやすく解説します。
当然ながら「リーバイス」でもTシャツ類などに関しては『GUNZE』社などとライセンス契約で生産しており、特にパックTなどは日本のメーカーと身頃感は変わりません。
但しデニム類に関しては「リーバイス」の中でもクラシカルなナンバリングのものは股上が浅く、股上が深いデニムやパンツ類を履き慣れた方は違和感を感じるのは間違いないと言えるでしょう。
その点エドウィンはスリム、ストレート、シルエットを問わずに股上が総じて深めです。
そのため履いていて安心感のある履き心地なのは間違いありません。
またエドウィンは既存の形の多様化、トレンドは迅速に取り入れる日本の企業らしいスピード感が魅力だと言えるでしょう。
事例としてはデニム品番のチノ化、テンセルやストレッチなど楽なデニムの浸透、立体裁断でも丈直し可能など挙げればキリがありません。
まとめ
リーバイスは1853年創業のアメリカのデニム三大ブランドの一つであり、世界最大手企業です。
ボタンフライの501は全世界的に知名度があります。
エドウィンは日本の企業ですが、アメリカ三大デニムブランドの『リー』『ラングラー』の日本での販売、製造権などを持ちます。
リーバイスはアメリカで販売されている仕様とタブなどを除いて同一。
このため股上が浅く、深いと表記されているアイテムでも履き慣れるまで時間はかかるかもしれません。
エドウィンは日本人の体型に合わせて股上が深く、ストレッチ素材なども合わせてリラックスして履けるのが最大の長所だと言っていいでしょう。