この記事では、「教訓」と「課題」の違いを分かりやすく説明していきます。
「教訓」とは?
「教訓」は「きょうくん」と読みます。
意味は「人を導く為の事柄を説いてさとすこと、またはその言葉」です。
人生や、道徳的に必要なことなどを、たとえやことわざなどを使って人に伝えることです。
「教訓」の言葉の使い方
「教訓」は名詞として「教訓を与える」「教訓を垂れる」「教訓とする」などと使われます。
「教」は「おしえる」と読み、「筋道を正してさとす」という意味、「訓」は「おしえ導く」という意味です。
「筋道を正して教え導くこと」という意味で使われています。
「課題」とは?
「課題」は「かだい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「人から与えられる題目や主題」という意味で、試験や考査などの目的で、提出することを前提にした、人に与えるやるべき題目のことです。
2つ目は「解決しなければならない問題」という意味で、今後果たすことを前提とした事柄です。
「課題」の言葉の使い方
「課題」は名詞として「課題が出る」「課題ができる」「課題とする」「研究課題」などと使われます。
「課」は「義務として割り当てる」という意味、「題」は「解決を求められている事柄」という意味です。
「解決することを義務として割り当てられている事柄」という意味で使われています。
「教訓」と「課題」の違い
「教訓」は「人を導く為の事柄を説いてさとすこと」という意味です。
「課題」は「解決しなければならないとして与えられた問題」という意味です。
「教訓」の例文
「教訓」の例文は以下の通りです。
・『恩師から教訓を受ける』
・『会社の前方に社の教訓が掲示されている』
・『上司は酒に酔うと教訓を垂れる』
・『ことわざには教訓の意味が込められている』
「課題」の例文
「課題」の例文は以下の通りです。
・『当面の課題は職場の感染症対策だ』
・『夏休み向けに数学の課題が出される』
・『課題図書を読んで感想文を書く』
・『この件については次回までの課題とする』
まとめ
今回は「教訓」と「課題」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。