この記事では、「贈る」と「あげる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「贈(おく)る」とは?
「贈る」は「感謝や祝福などの気持ちを込めて、人に金品や贈り物をすること」や「官位や称号などを与えること」を意味する言葉です。
「贈る」の使い方
「贈る」は動詞として使われています。
「あげる」とは?
「あげる」には「何かを低い所から高い所へと動かしたり、移すこと」や「程度を高める」、「物事を終わりにする」、「人の目についたり、広く知られるようにする」、「揚げ物を作る」、「上の段階や等級へと進ませること」など多くの意味が含まれています。
そして、その意味の中に「与える」という意味も含まれています。
「あげる」の使い方
「あげる」は動詞として使われています。
「贈る」と「あげる」の違い
「贈る」と「あげる」にはどちらも「相手に物を与えることや譲ること」という意味合いが含まれています。
したがって、二語は類義語の関係に当たると解釈できるでしょう。
「贈る」や「あげる」と同じような意味を表す言葉には「贈与」や「進呈」、「プレゼント」、「差し上げる」、「贈呈」などがあります。
「贈る」や「あげる」は英語だと“give”などに訳されています。
「贈る」の例文
・『記念品として時計を贈ることにした』
・『卒業生たちに別れの言葉を贈る』
・『国王は戦争で大きな貢献を果たした武将へ位の高い階級を贈ることにした』
「あげる」の例文
・『今まで使っていたパソコンはもう使う予定がないので弟にあげることにした』
・『着ぐるみショーのキャラクターたちが子どもたちにお菓子あげていた』
・『これから大きな舞台にチャレンジする君たちへとっておきの言葉をあげよう』
まとめ
「贈る」と「あげる」にはどちらも「相手に物を与えることや譲ること」という意味合いが含まれていることから、二語は類義語の関係に当たるということでした。