「相まって」と「相なって」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「相まって」と「相なって」の違いとは?違い

夜眠れない時に重宝するアイマスクですが、最近もっと効果があるものとして、使い捨てで暖かくなるものが売られています。

ある程度の厚さがあるので真っ暗になることと、適度な温度で目を温めてくれることが「相まって」すぐに眠りに落ちてしまいます。

それでは、この「相まって」とはどういう意味でしょうか。

また、「相なって」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「相まって」「相なって」の違いを分かりやすく説明していきます。

「相まって」とは?

「相まって」とは、いうまでもなく、何か複数ものの相乗効果によってという意味を表す言葉です。


「相なって」とは?

「相なって」とは、何かに成ることを強調して表すための表現です。

「成る」という言葉に「相」という語頭において重々しくするものが付いた言葉で、「成る」ということに重厚感を加える効果があります。


「相まって」と「相なって」の違い

「相まって」「相なって」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つは、文字ではほとんど同じように思える言葉ですが、どこに違いがあるのでしょうか。

この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「相まって」は2つ以上のものが生み出す相乗効果に関して、「相なって」とは、状態が変わって何かに成ることを表す言葉ということで、意味的には全く違います。

ただ、「相なって」に関しては、この記事上では、あえて「相まって」と似せて表現しているという部分はあり、本当は「相成る」というのが一般的な言い方でしょう。

「相まって」の例文

・『この商品は、金属の持つ重厚感と金色という特別な色が相まって、高級な印象を与えています』
・『2人の技術が相まって素晴らしいものを作り出しています』

「相なって」の例文

・『今回、公演を中止せざるを得ない状況と相なって皆様方にはご迷惑をおかけしました』
・『「相なって」とは「相まって」とは違う意味の言葉です』

まとめ

この記事では、「相まって」「相なって」の違いを、解説してきました。

序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。

この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。

違い
違い比較辞典