書籍のジャンルを表す言葉の「一般書」と「専門書」。
この記事では、「一般書」と「専門書」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一般書」とは?
「一般書」は(いっぱんしょ)と読み、「一般」と「書」という二つの言葉からできています。
「一般」には「広く行きわたっている」「当たり前」「普通」「とりわけ違いがない」との意味があります。
「ごく一般的」と言えば「ごく普通」と言うことです。
またここでの「書」は「書籍」を表します。
すなわち「一般書」とは普通の書籍、広く行きわたっている書籍で読者は一般の人になります。
「専門書」とは?
「専門書」は「専門」と「書」という二つの言葉からできています。
「専門」とは仕事、学問などで特定の分野に深く関わることを意味します。
「あなたの研究の専門分野は何ですか」「私の専門分野は人工知能技術の社会的影響です」などのように研究や学術分野ではよく使われる言葉です。
そして「書」は「書籍」を表します。
すなわち「専門書」は特定の分野について書かれている本で、専門性が高い書籍を表します。
専門用語などが多く使われているために、誰もが簡単に読めるものではありません。
「一般書」と「専門書」の違い
「一般書」と「専門書」の違いを、分かりやすく解説します。
書店などに並んでいる書籍は「一般書」が大部分を占めます。
歴史、美術、生活実用書などそれぞれジャンルが分かれていても、専門家ではなくても読みこなせる内容の書籍です。
しかし「専門書」は流通量も多くなく簡単に購入できません。
専門書を扱っている書店や、ネットなどで古本を探して購入するケースが多いようです。
また出版数が少ないので価格も一般書に比べ高価なのが特徴です。
まとめ
「一般書」と「専門書」の違いを明確に理解できたでしょうか。
一般の書店で購入できる「株がわかる本」や「健康な食生活入門」などのハウツー本を「専門書」と勘違いしている人もいるようですが、普通の読者が読みこなせる程度のものは専門書のジャンルには入りません。