「先行き」と「目先」の違いとは?分かりやすく解釈

「先行き」と「目先」の違いとは?違い

「先行き」「目先」には、どのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、「先行き」「目先」の違いを分かりやすく説明していきます。

「先行き」とは?

「先行き」の意味は、今後の成り行きや将来の見通し、行く末です。

また、取引においては、今後の相場の進行状態も意味します。


「先行き」の使い方

「先行き」は、マイナスなイメージで用いられることが多い言葉です。

「先行きが見えない」「先行き不透明」「先行きが不安」などといった形で用いられます。


「目先」とは?

「目先」の意味は、すぐ目の前や目の前にある物事。

ごく近い将来を見通すことです。

「目先」の場合、かなり近い位置にある物事を示す場合に用いられる言葉になります。

「目先」の使い方

「目先」の場合、「目先のことばかり考える」「目先の利益」「目先のことにとらわれる」などといった形で用いられます。

「先行き」と「目先」の違い

「先行き」「目先」も、未来のことを指す言葉といった共通点があります。

そのうえで、「先行き」は将来のこと見通していることに対し、「目先」は本当の目の先。

つまり、すぐ目の前にある物事を指す意味になります。

また、「先行き」の場合、マイナスなイメージで用いられることが多く将来の不安に対し用いられることが多い傾向があります。

「先行き」の例文

・『今のような売り上げでは先行き真っ暗です』
・『子どもには先行きが不安定な職業ではなく安定職に就いてほしい』
・『芸人ほど、先行きが見えない商売はないと思う』
・『このままでは、老後の先行きが不安で仕方がありません』

「目先」の例文

・『目先の利益ばかり考えているようでは成長できません』
・『彼は目先のことばかり考えている』
・『目先のことばかりが気になり、先を見ることができません』
・『少し目先を変えてみることにしました』

まとめ

どちらも、同じ将来のことを指す言葉ですが、遠い将来なのか、近い将来なのか、といった違いが両者には存在します。

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