夏は海水浴などで賑わう場所に関する語に、「海辺」と「波打ち際」があります。
この記事では、「海辺」と「波打ち際」の違いを分かりやすく説明していきます。
「海辺」とは?
「海辺(うみべ・かいへん)」とは、海のほとりや近くのことを言います。
「海辺」と同じような意味を持つ語には、「海岸(かいがん)」、「シーサイド」、「海浜(かいひん)」、「湾岸(わんがん)」、または「海沿い」などが挙げられます。
「海辺」の「海」には、「うみ」、「大きくて広い池や湖」などの意味があります。
また「辺」は、「あたり」、「ほとり」などを表しています。
そのため、漢字で見る「海辺」は、「海のほとり」の意味合いがあります。
「波打ち際」とは?
「波打ち際(なみうちぎわ)」とは、海岸や湖岸の波が打ち寄せる場所のことを意味しています。
「波打ち際」と似た意味を持つ語としては、「波際(なみぎわ)」、「渚(なぎさ)」、「磯(いそ)」、「ビーチ」、あるいは「浜辺」などがあります。
「波打ち際」の「波」には、「なみ」、「風などで起こる水面の動き」などの意味を持っています。
また「打」は、「うつ」、「たたく」などを表しています。
さらに「際」は、「きわ」、「境目」などの意味があります。
漢字の意味を合わせてみると、「波打ち際」は「波が打つ境目」と言う意味合いになります。
「海辺」と「波打ち際」の違い
「海辺」と「波打ち際」の違いを、分かりやすく解説します。
「海辺」とは、海のほとりや近くのことを表しています。
一方、「波打ち際」は、海岸や湖岸の波が打ち寄せる場所のことを言います。
そのため、「海辺」は海岸の辺りの一体を指し、「波打ち際」は波が打ち寄せる陸地と海の境目のことを意味するので、この点が異なっています。
まとめ
「海辺」と「波打ち際」はどちらも日常的にも用いられる語です。
しかし、意外とこれらの意味や違いは分からなかったかもしれません。
両者の違いを知り、適切な語を使っていきたいものです。