「筆談」と「会話」はどちらもコミュニケーションに関係する言葉です。
2つの言葉はそれぞれ何を意味しどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「筆談」と「会話」の違いを解説します。
「筆談」とは?
「筆談」とは、「目の前にいる人と文字でやり取りすること」を意味する言葉です。
「筆談」の使い方
声で話すのではなく紙にペンで書くなど文字を使ってコミュニケーションを取る行為を表します。
声の代わりに文字を使ってやり取りすることを意味する言葉であり、同じ文字によるやり取りでも遠く離れた人と手紙を出し合うようなケースは含みません。
一般的には喉を痛めて声が出ないなど何らかの理由により言葉によるコミュニケーションが難しい人とやり取りする場合や図書館のように音を出してはいけない場所などで用いられるコミュニケーション手段です。
「会話」とは?
「会話」とは、「言葉で話したり相手の話を聞いたりする話のやりとり」を指す言葉です。
「会話」の使い方
我々は日常的に人と話をしてコミュニケーションを図ります。
相手に話しかけたり返答に耳を傾けたりなどお互い同士でやり合う言葉のコミュニケーションを「会話」といいます。
複数人で言葉をやり取りするのが重要なポイントで一方的に話しかけるだけでは「会話」に当たりません。
何かを話して相手がそれに答えさらにこちらが意見をのべる、というような言葉のラリーが「会話」です。
「筆談」と「会話」の違い
「筆談」と「会話」の違いは「コミュニケーションの方法」です。
コミュニケーションとして文字を使うのが「筆談」、音声言語などで話すのが「会話」という違いで区別されます。
「会話」は話のやり取りを表す言葉なので文字によるやり取りも話しの一種だと考えると「筆談」は広義の「会話」に含まれます。
「筆談」の例文
・『声を出せないので筆談でやり取りする』
・『黒板を使って筆談する』
「会話」の例文
・『他愛もない会話が息抜きになる』
・『会話の端々から苦労が感じられる』
まとめ
「筆談」と「会話」はコミュニケーションの具体的な方法の違いで区別されます。
どんなやり取りなのかを基準に区別しましょう。