この記事では、「傍ら」と「側辺」の違いを分かりやすく説明していきます。
「傍ら」とは?
すぐ近く、すぐそば、前後ではなく左右にあるものに対して使う言葉を意味します。
例えば、「傍らに立つ」「傍らに座る」などのように使います。
また、主となることをする一方で、合間に、何かと並行して行うことを表します。
例えば、「仕事の傍ら勉強する」「学業の傍ら小説を書く」などのように使います。
「側辺」とは?
へり、そば、物の端や周囲にある部分に対して使う言葉です。
例えば、「道の側辺に草が生える」「正方形の側辺の長さ」などのように使います。
また、側面、面、物事の一方や一面を指します。
例えば、「問題の側辺から考える」「人間の側辺を見せる」などのように使います。
「傍ら」と「側辺」の違い
「傍ら」と「側辺」の違いを、分かりやすく解説します。
「傍ら」と「側辺」は、どちらも「そば」や「近く」を意味する言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。
「傍ら」は、人や物のすぐそばにあることを表す名詞です。
「…の傍ら」という形で、主となることをする一方で、合間に別のことをすることを表す副詞的な用法もあります。
その一方で、「側辺」は、物のへりやそばを表す名詞です。
「…の側辺」という形で、ある物事に対して、端的な立場や関係を表すこともあります。
「傍ら」の例文
・『彼女は仕事の傍らボランティア活動にも参加している』
・『彼は母親の傍らで静かに眠っていた』
「側辺」の例文
・『この本は歴史の側辺から物語を描いている』
・『三角形の側辺の長さを求めなさい』
まとめ
「傍ら」と「側辺」の違いは、前者はある対象のすぐ近くにあることを表し、後者はある対象の一部や一面を表すという点です。
また、「傍ら」は抽象的な近さを指すことが多く、「側辺」は具体的な位置や方向を指すことが多いという点もあります。
それぞれの言葉を正しく使い分けるように注意しましょう。