この記事では、「王手」と「チェックメイト」の違いを分かりやすく説明していきます。
「王手」とは?
王手は、おうてと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事でしょうが、国家や領土を治める最高位の人といった意味の王の漢字に、てやさしてといった意味がある手の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ王手は、将棋で直に王を攻めたてる手や、勝利まであと一歩の段階といった意味を表すのです。
「王手」の言葉の使い方
王手は、主に将棋の用語として使われている言葉となっています。
具体的には将棋において、王を直接攻める手に対して、この王手という言葉が使われているのです。
その意味合いから、相手を追い詰める手段に対しても、この王手という言葉が使用されているのです。
「チェックメイト」とは?
チェックメイトは、checkmateと英語表記される言葉となっています。
元々は、王は途方に暮れたという意味のペルシャ語を語源にしていると言われているのです。
そんなチェックメイトは、チェスにおいて相手のキングを王手詰めにしてしまう事を、示します。
「チェックメイト」の言葉の使い方
チェックメイトは、チェスで相手のキングの逃げ場をなくして王手詰めにしてしまう事を表現する言葉として用いられているのです。
その意味から転じて、事業や対戦相手を行き詰まらせてしまう事を示します。
「王手」と「チェックメイト」の違い
王手とチェックメイトの文字表記を比べれば、漢字とカタカナで全然違う言葉同士であると直ぐに気付く事が可能です。
所が持つ意味合いが似ているため、混同する恐れはないとは言えません。
ただし王手は、将棋に使われる言葉で、直接王を攻める手の事で、相手は追い詰められているけどまだ逃げられる状態を含みます。
一方のチェックメイトは、チェスに用いられる言葉で、攻められたキングの逃げ場がなく、相手が詰みの状態になる事を示すのです。
まとめ
2つの言葉は見た目は似ていませんが、持つ意味合いには似ている部分があります。
とはいえ王手は、基本的に将棋に使われる言葉で、王が攻められる一手の事で必ずしも詰みという訳ではないです。
対するチェックメイトは、チェスに使用される言葉で、攻められたキングのに逃げ場がなく、詰んでいる状態になる事を示します。