この記事では、「絡む」と「絡まる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「絡む」とは?
絡むは、からむと読むべき言葉です。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、糸を結び付けるやくくる等の意味を持っている絡の漢字に、平仮名のむを加える事で誕生した言葉となっています。
以上の事から絡むは、物に巻き付いてしまっている事を示すのです。
つまりはコードとか糸等が何かに巻き付いてしまって取れない状態を、表現する言葉として用いられています。
「絡まる」とは?
絡まるは、からまると読むのが正解な言葉です。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、糸が巻き付くや繋ぎ合わせる、縛るといった意味を有する絡の漢字に、平仮名のまるを付け足す事で成立した言葉となっています。
故に絡まるは、物に巻き付く事を表すのです。
より具体的には、蔦とか網が何かに複雑な形で巻き付いて簡単には取れない様な状態に対して、この絡まるの言葉が使われています。
「絡む」と「絡まる」の違い
「絡む」と「絡まる」の違いを、分かりやすく解説します。
絡むと絡まるの文字表記を並べて見比べを行ってみると、むとまるという文字の違いが存在する事に直ぐに気付けるものです。
所が最初の絡の漢字は同じであり、しかもどちらも物に何かが巻き付くという同じ意味を所有しています。
そのため同じ意味を持つ言葉として使用する事が可能ですが、比較するとニュアンスには違いがあるのです。
同じ巻き付くという意味でも、絡むよりも絡まるの方がより強く複雑に、紐や網等が巻き付いている状態を示します。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字があるだけでなく、どちらも物に何かが巻き付くという同じ意味を表現する言葉同士です。
なので同じ意味合いの言葉として同じ様なシーンで使用する事が可能ですが、ニュアンスには相違点を見出す事が出来ます。
というのも絡まるの方が、絡むよりもより複雑な形で糸とか紐等が物に巻き付いている、という意味合いとなっているのです。