この記事では、「フウリンソウ」と「ツリガネソウ」の違いを分かりやすく説明します。
フウリンソウとは?
フウリンソウとはキキョウ科ホタルブクロ属に属する植物の一種で、漢字では「風鈴草」と書きます。
カンパニュラ属には300種類以上の品種がありますが、その中でフウリンソウに該当するのはカンパニュラ・メディニウムと呼ばれる品種です。
単にカンパニュラというと、フウリンソウのことを指します。
切り花として花屋などでも販売されており、大きくて華やかな花をつけます。
花が膨らんだ風鈴に似ていることから風鈴草(フウリンソウ)という名前が付きました。
園芸上はツリガネソウと呼ばれています。
ツリガネソウとは?
ツリガネソウとはキキョウ科の植物のうち、花が釣り鐘になっているものの総称です。
ホタルブクロやツリガネニンジン、フウリンソウなどを指すことが多いです。
漢字では「釣鐘草」と書きます。
花の形が釣鐘に似ていることからツリガネソウと名付けられました。
ホタルブクロはフウリンソウに良く似た花で、日本に自生しています。
白や赤、紫など様々な色があります。
フウリンソウとツリガネソウの違い
フウリンソウは標準和名で、キキョウ科ホタルブクロ属のうちカンパニュラ・メディニウムのことをいいます。
園芸上はツリガネソウと呼ばれているので、フウリンソウとツリガネソウは同じものです。
大きな違いはありませんが、ツリガネソウにはフウリンソウ以外にもホタルブクロやツリガネニンジンなども含まれます。
花が釣鐘のような形をしているものは、全てツリガネソウになります。
カンパニュラの語源はラテン語のカンパーナで、やはり釣鐘という意味があります。
まとめ
フウリンソウは標準和名ですが、園芸上はツリガネソウという名前が使われています。
そのため同じ花ですが、ツリガネソウにはフウリンソウ以外にもツリガネニンジンやホタルブクロなども含まれています。