この記事では、「プラスチックテープ」と「ビニールテープ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「プラスチックテープ」とは?
150%の伸び率があるテープを「プラスチックテープ」といいます。
ずっと引っ張っていると限界に達したとき、勢いよくその箇所で切れるのが特徴的です。
ベタつきがなく、剥がしたとき粘着跡が部品に残りません。
また、太陽が直接当たっても伸縮することも少ない丈夫なプラスチックを採用したこのテープは、ハンドルバーの補修としても使える便利なテープです。
さらに延ばしても簡単には元に戻ろうとしない習性があるのも自転車整備に適したテープになります。
「ビニールテープ」とは?
伸縮性に優れたテープを「ビニールテープ」といいます。
塩化ビニールでできているため水に強く、弾きやすいため防水加工にとても適している特性は補修工事に選ばれる理由です。
また、戻ろうとする力がよく働くため、剥がせばまた形状に合わせて貼れます。
気温が低い環境にもよく対応する耐寒性があるため雪が多い地方では水道管が凍らない対策としてよく使われているテープです。
反対に耐熱性が弱いため、高温になる部分に貼っておくとノリが溶けやすいところがあります。
「プラスチックテープ」と「ビニールテープ」の違い
「プラスチックテープ」と「ビニールテープ」の違いを、分かりやすく解説します。
手に貼りついてもベタつきがなく、太陽光線に強いのが「プラスチックテープ」の魅力です。
凹凸がある部分や曲線であってもよく対応します。
また、伸び率は150%であるのに戻りにくいので自転車のハンドルに巻き付けやすいのも魅力の一つです。
もう一方の「ビニールテープ」はよく延び、戻ろうとする力がよく働きます。
曲線に強く、その形に合わせてぴたりと隙間なく巻きつけられるので雨が入りにくいのが魅力です。
ただ、延ばしすぎると切れやすく、手に付くとベタつきがあります。
しかし、「プラスチックのテープよりも1個あたりの単価が安いのところは利点です。
まとめ
どちらも補修に便利なテープですが、伸びやすいところや戻らないといった特性に違いがありますので、どこが異なるか見比べてみるといいでしょう。