この記事では、「利用します」と「利用させていただく」の違いを分かりやすく説明していきます。
「利用します」とは?
こちら側から施設を使う言葉が「利用します」【りようします】です。
「利用し」という連用形に助動詞の「ます」を掛け合わせた言葉であり、設備や物の機能を自分のために役立つように使います。
他にもパソコンのアプリやシステムを自分の仕事に活かすため「利用したい」という気持ちを敬語で伝えられる言葉にもなるわけです。
同年代や先輩など身近な人に使う言葉であり、目上の人は相手によっては軽い口調表現になります。
「利用させていただく」とは?
「利用します」をより丁寧語にした言葉が「利用させていただく」【りようさせていただく】です。
人の持ち物である施設や機械、物を使いたいと思うとき、謙虚な気持ちで相手に伝えるとき使います。
とくに、目上の人の持ち物である「別荘を利用させていただく」と使い、自分がいかに誠意を持って相手の持ち物を利用するか伝えるのです。
「利用します」と「利用させていただく」の違い
「利用します」と「利用させていただく」の違いを、分かりやすく解説します。
物や施設、システムを自ら使いたいと思う気持ちを伝えるのが「利用します」です。
「会場を午後から利用します」というように、目的があるため使う気持ちをはっきり施設の管理員や持ち主に伝えます。
もう一方の「利用させていただく」は人の持ち物を使わせてもらうとき、敬語にしたいと思う気持ちを伝えられる言葉です。
「利用します」の例文
・『20人の子供が午後から公園の水飲み場を利用します』
・『帽子を手編みで作るため、織り機を3台利用します』
「利用させていただく」の例文
・『係長が持参したパソコンを午後から利用させていただく』
・『利用させていただくため、管理局へ2週間前に申請した』
まとめ
「利用」を使った言葉を2つご紹介しましたが、より丁寧に伝えたいときは「させていただく」を付けて使うと覚えておくといいでしょう。