「失効」と「無効」の違いとは？分かりやすく解釈

この記事では、「失効」と「無効」の違いを分かりやすく説明していきます。

「失効」とは?

「失効」は「しっこう」と読みます。

意味は「それまで保証されていたことや権利がなくなること」です。

それまでできていたことができなくなったり、期間が終わってなかったことになることを表します。

「失効」は名詞として「失効する・した」「免許失効」などと使われます。

「失」は「うしな(う)」とも読み「なくす」「うせる」「消える」という意味、「効」は「き(く)」とも読み「力を発揮する」「結果を得る」という意味、「失効」で「結果を得る為に発揮する能力や権利をなくすこと」になります。

「無効」は「むこう」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「働きかけても全く結果が出ないこと」という意味です。

2つ目は「法律用語で、当事者が意図した結果にならないこと」という意味です。

「無効」は名詞・形容動詞として「無効だ・である」「無効になる・なった」「無効化」などと使われます。

「無」は「な(い)」とも読み「存在しない」「～がない」という意味、「効」は「力を発揮する」「結果を得る」という意味、「無効」で「結果を得る為に発揮する能力や権力がないこと」になります。

「失効」は「結果を得る為に発揮する能力や権利をなくすこと」です。

「無効」は「結果を得る為に発揮する能力や権力がないこと」です。

「失効」の例文は以下の通りです。

・『期限が過ぎてポイントを失効する』
・『優待券が失効していた』
・『免許を更新し忘れて失効する』

「無効」の例文は以下の通りです。

・『このチケットは途中駅下車無効だ』
・『その注文は既に無効となっています』
・『相手の能力を無効化するアイテムを手に入れる』

今回は「失効」と「無効」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。