この記事では、「精米」と「無洗米」の違いを分かりやすく説明していきます。
「精米」とは?
「精米」は玄米から米ぬかと胚芽を取り除いたお米になります。
お米として美味しく頂くためには、玄米から「精米」にすることがほとんどです。
こうすることで、美味しいお米として食べることが可能になります。
ただし、「精米」の場合は、肌ぬかという層が残った状態になります。
この肌ぬかが残ったまま炊飯することでぬか臭いご飯になってしまう可能性が高くなります。
そのため、「精米」の場合は、必ず炊飯する前にお米を洗う。
お米を研ぐ作業が必要になります。
数回、「精米」を研ぐことで肌ぬかを取り除くことができ、ぬか臭さのない美味しいご飯を炊くことが可能になります。
「無洗米」とは?
「無洗米」はご飯を炊く際、お米を研ぐ行為を行う必要のないお米を意味します。
「無洗米」の場合、精米する際に米ぬかや胚芽だけでなく、一緒に肌ぬかも取り除きます。
この肌ぬかも一緒に取り除くことで、お米を炊く前に研がなくても、ぬか臭くないご飯を炊くことが可能になります。
「精米」と「無洗米」の違い
ご飯を炊く前にお米を研ぐ必要のある「精米」と研ぐ必要のない「無洗米」。
両者には、このような違いがあります。
そのうえで、「精米」には、お米の乾燥を防ぐことができるため水分が保たれやすく、ふっくらと炊き上げることができるメリットがあります。
「無洗米」の場合、どうしても、乾燥しやすいお米になってしまうため、「精米」よりも吸水時間を長くするといった手間が必要です。
一方、「無洗米」の場合は、研ぐ必要がなくなることから家事を時短することができるほか、水の節約といったエコの面でも優れています。
また、お米を水で研ぐ必要がないことから、水溶性であるビタミンB1やナイアシンを逃すことなく摂取することができるといったメリットもあります。
まとめ
以上のように、「精米」と「無洗米」には、お米を洗う必要がある、ない、だけでなく、様々なメリット・デメリットがあるお米の違いになります。