中華料理には様々な種類の麺がありますが、その中でも特徴的なのが「ビーフン」と「春雨」でしょう。
細い面でこしは無く、日本の蕎麦やうどんとも全く違います。
それでは、この「ビーフン」とはどういう食べ物でしょうか。
また、「春雨」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「ビーフン」と「春雨」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ビーフン」とは?
「ビーフン」とは、「米粉」とも書くように、うるち米の粉を原料として作られた麺のことを言います。
一般的には、茹でた後に、野菜などの他の素材と一緒に炒められて料理になります。
ベトナムの料理として有名な「フォー」に使用されるのは同様の材料の麺ですが、形状が中国の麺とはかなり違います。
「春雨」とは?
「春雨」とは、ジャガイモ、サツマイモ、緑豆などのでんぷん質を乾燥させて作られる麺です。
一般的には、乾燥したものを茹でたあとに、スープに入れたり、サラダにしたりして食べられます。
韓国では「チャプチェ」という伝統的な料理の素材として知られています。
「ビーフン」と「春雨」の違い
「ビーフン」と「春雨」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの麺は、共に細い面で、一般的に短く、柔らかいということは同じですが、根本的に、原料が違います。
つまり、「ビーフン」は、その名の通り「米の粉」で作られていますが、「春雨」は、ジャガイモやサツマイモなどのでんぷんから作られています。
その原料と違いから、「ビーフン」は白い色、「春雨」は透明になっています。
まとめ
この記事では、「ビーフン」と「春雨」の違いを、解説してきました。
この2つに関しては、たとえばラーメンの麺や日本の蕎麦などとは違って、麺料理としてというよりは料理の素地のひとつとして利用されてることが多いと言えます。
それは、麺自体が他の素材やソースなどの味を吸って、場合によっては別の料理ともいえるようなバリエーションを持っているからでしょう。
その意味では、野菜のひとつという位置づけなのかもしれません。