この記事では、「よそよそしい」と「水臭い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「よそよそしい」とは?
親しい間柄なのに冷淡にすることを表す形容詞です。
相手に対して心を開かない様子や、相手の気持ちに応えない様子を指します。
「よそよそしい」は「他人行儀」と言い換えることが可能です。
また、「そっけない」という言葉も似た意味で使われます。
「水臭い」とは?
親しい間柄なのに他人のような振る舞いをすることを表す形容詞です。
相手に対して遠慮したり、気を使ったりする様子を指します。
「水臭い」は「よそよそしい」と同じ意味になりますが、より親密な関係を期待しているニュアンスがあります。
また、「水臭い」はもともと「水分が多くて味が薄い」という意味で、食べ物や飲み物に関して使われることもあります。
「よそよそしい」と「水臭い」の違い
「よそよそしい」と「水臭い」の違いを、分かりやすく解説します。
「よそよそしい」と「水臭い」は、どちらも親しい関係なのに冷たくしたり遠慮したりする様子を表す言葉ですが、ニュアンスが違います。
「よそよそしい」は、親しくしないようにしているようすです。
相手に対して心を閉ざしたり、距離を置いたりしています。
その一方で、「水臭い」は、遠慮している様子です。
相手に対して素直になれなかったり、本音を言えなかったりしています。
「よそよそしい」の例文
・『付き合っていた彼女が、急によそよそしい態度をとるようになった』
・『何でそんなによそよそしいの?』
「水臭い」の例文
・『水臭いことを言わずに、もっと気楽に何でも話してください』
・『あなたは水臭い人だな。遠慮するなよ』
まとめ
「よそよそしい」と「水臭い」は似たような意味を持つ言葉ですが、ニュアンスが異なります。
「よそよそしい」は、親しくない人や嫌いな人に対して、冷たく距離を置く様子を表します。
その一方で、「水臭い」は、親しい人や好きな人に対して、遠慮や気兼ねをする様子を表します。
「よそよそしい」は、相手に対する感情が悪い場合に使われることが多く、「水臭い」は、相手に対する感情が良い場合に使われることが多いという違いがあります。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。