「見届ける」と「見通す」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「見届ける」と「見通す」の違いとは?違い

この記事では、「見届ける」「見通す」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「見届ける」とは?

人がどう行動するか最後まで見る行為を「見届ける」【みとどける】といいます。

最後まで目を向けて無事に物事が終わったか確かめる行為を指すのです。

「子供が橋を無事に渡るのを見届けた」といえば、すべての者が1人残らず渡りきったか確かめます。

他にも真偽や化け物の正体、事実といった奥底を見て結果を得るその行為を指すわけです。


「見通す」とは?

見始めたら最後まですべて一気に見る行為を「見通す」【みとおす】といいます。

例えば、ドラマのDVDを一時停止せずに最後まで見続けるのです。

他には人が何を考えているかその気持ちを読み解くために目を向けます。

色々な場面で使われている行為であり、他にも遠くの山脈を見て心を休ませるのです。

他にも通りや将来、並木を「見通す」といった場面で使われています。


「見届ける」と「見通す」の違い

ここでは「見届ける」「見通す」の違いを、分かりやすく解説します。

きちんと最後までやり遂げられるか見て、確かめる行為を「見届ける」といいます。

「音の正体は何か見届ける」といえば、どういったことが原因か確かめるのです。

もう一方の「見通す」は1番後ろの方まで目を向けて景色を楽しむという意味で使われています。

ここから「子供の将来を見通す」といって、どのような人生を歩むか自分なりに見る行為を指すのです。

「見届ける」の例文

・『戦車を運ぶ大型車が無事基地に到着したか見届ける』
・『誰が1番早く寺に着くか見届ける人で溢れ返っていた』

「見通す」の例文

・『1番今後が期待される後輩の将来を見通す』
・『どのようにして起きたか事故の真相を見通す』

まとめ

「見」を使っている言葉をご紹介しましたが、「届ける」「通す」には異なる意味が含まれています。

どのような意味があるかに注目して、状況により使い分けてみましょう。

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