この記事では、「サンチュ」と「サニーレタス」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「サンチュ」とは?
焼肉屋では肉を巻いて食べられる茎レタスを「サンチュ」といいます。
青々とした緑鮮やかな葉で、大きく平べったい形状です。
成長したときは内側の葉は残して15cmのところを切り、外側から収穫していきます。
元々は奈良時代に中国からきた植物で、日本では包菜【つつみな】といった名で呼ばれる食材です。
戦後に玉レタスが広まり、「サンチュ」の姿が店舗から見かけなくなりましたが、焼肉店が流行したことで再び食べられるようになりました。
葉を採った後に残る茎の部分は食べやすく切り、炒め物に使ったり、山クラゲという名で市場に出すため乾燥させて使います。
「サニーレタス」とは?
茎部分が大きく成長していき、しまいには赤紫といった葉になります。
成長したら株元を狙い刈るようにして収穫した葉は袋に入れて販売するわけです。
現在は日本で開発した新しい品種が1971年に誕生してから食べられているわけです。
「サニー」と名づけたのは、葉の先端が太陽のように赤くなるところからきています。
この葉の94%は水分になりますが、ミネラルを中心にカルシウムやビタミンB、鉄分、カリウムといった栄養素を色々と含む栄養価の高いのも魅力的なところです。
「サンチュ」と「サニーレタス」の違い
「サンチュ」と「サニーレタス」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも緑黄色野菜ですが、鮮やかな緑色の葉は平たく、収穫するときは茎を残した状態で葉だけを外側から15cm程度のところを切って収穫するのが「サンチュ」です。
茎を残すので何度も葉がなり、その都度収穫できるのが魅力的です。
栄養素としては、1枚あたりの炭水化物は2. 5g、βカロテン3,800μg、食物繊維が2. 0gになります。
日本では包菜と呼び、茎の部分は中華や煮物に使われている野菜です。
もう一方の「サニーレタス」は葉と株部分も丸ごと刃で切って収穫します。
成長すると葉の先端が赤く色づき、根元部分は緑色といったグラデーションが美しく出る葉です。
1枚あたりの栄養素はβカロテンが2,000μg、食物繊維が2. 0g、炭水化物は3. 2gになります。
まとめ
焼肉屋でよく出る野菜を2種類ご紹介しましたが、見た目や栄養価、色、形状、収穫の仕方などが異なります。
画像や動画などで違う点を比較してみましょう。