この記事では、「カラヴァッジョ」と「ミケランジェロ」の違いを分かりやすく説明します。
カラヴァッジョとは?
カラヴァッジョとは、バロック期に活躍したイタリアの画家です。
ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョといいます。
ミラノで修業を積み、枢機卿からの依頼で制作した絵画「聖マタイの殉教」と「聖マタイの召命」で一躍画壇の寵児となります。
これらの絵は光と闇の表現テネブリズムが駆使されていて、バロック美術に多大な影響を与えた作品として知られています。
人気画家だったため注文がひっきりなしに舞い込み、金銭的に苦労したことはなかったといいます。
しかし、素行に問題があり、乱闘騒ぎで人を殺してしまいました。
悪名高い人物でもあります。
ミケランジェロとは?
ミケランジェロとは、ルネサンス期に活躍したイタリアの画家及び彫刻家です。
ミケランジェロ・ブオナローティといいいます。
西洋美術の中でも非常に有名な芸術家の一人で、彫刻「ピエタ」や「ダヴィデ像」といった作品を残しています。
また、ミケランジェロの代表作には、「システィーナ礼拝堂天井絵画」や「最後の審判」といったフレスコ画もあります。
「最後の審判」は、バチカン宮殿のシスティーナ礼拝堂の祭壇に描かれている壁画です。
カラヴァッジョとミケランジェロの違い
カラヴァッジョもミケランジェロもイタリアの画家ですが、活躍した時期に違いがあります。
カラヴァッジョはバロック期に活躍しており、ミケランジェロが活躍したルネサンス期よりも後の時代になります。
カラヴァッジョの名前もミケランジェロといいますが、カラヴァッジョは姓で呼ばれることが多いです。
ミケランジェロが名前で呼ばれるのは当時は庶民に姓はなかったためで、ブオナローティというのは他人と区別するのに便宜上つけた家名のようなものでした。
まとめ
カラヴァッジョはバロック時代に活躍した画家で、ミケランジェロはルネサンス期に活躍した画家及び彫刻家です。