この記事では、「助手」と「助っと」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「助手」とは?
歯医者では、虫歯を治療するとき医師の求めるものを用意したり、消毒、滅菌といった作業をするのが「助手」【じょしゅ】といいます。
主任者となる人を目的地へ届けたり、荷物を運ぶ、片づけするといった雑用もするのです。
美容室では客の髪を切る担当の他に巻いたり、乾かすといった補佐して、負担を軽減するために働くのが仕事です。
「助っと」とは?
手助けする人を「助っと」【すけっと】といいます。
言葉の由来は助太刀【すけだち】からきていて、困っている味方を助けるため力を貸す人を指す言葉からきているわけです。
このようなところから、人数を集めて加勢してくれたり、援護する人を指し、加勢する人を指します。
現代では作業する人に力を貸して荷物を一緒に持ったり、行動を共にして支持してくれる人を指す呼び方です。
「助手」と「助っと」の違い
ここでは「助手」と「助っと」の違いを、分かりやすく解説します。
仕事する人が順調に作業できるように手伝う者を「助手」といいます。
道具を渡したり、きれいに洗って消毒する、カルテを探して渡すといった雑用を担うのです。
「歯科助手」は資格も必要なく、医師と一緒に患者の治療に携わります。
もう一方の「助っと」は主に現場で作業する人と一緒に作業して、仕事がうまくいくように動く人を指す呼び方です。
あくまでも主役となる人の仕事を脇から手伝う人で、応援する者を指します。
「助手」の例文
・『歯科助手は唾液を吸い取り、患者に寄り添うのが仕事だ』
・『医療行為ではない仕事をする看護助手は、患者の世話を担う』
「助っと」の例文
・『弟は助っとの仕事を手伝ってくれる頼もしい味方だ』
・『20歳も年下の部下と心が通じ合い、頼れる助っとだ』
まとめ
同じ「助」を使った言葉ですが、意味が異なります。
治療する職業では「助手」を使い、現場での作業を助けるときは「助っと」を使うと覚えておくといいでしょう。