「所詮」と「大方」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「所詮」と「大方」の違いとは?違い

この記事では、「所詮」「大方」の違いを分かりやすく説明していきます。

「所詮」とは?

「所詮」「しょせん」と読みます。

「所詮」は、最後に落ち着くところを述べる時に使い、「どうこう言っても、結局は」という意味があります。

否定的な意味が含まれていて、「所詮、子供だ」という文章には、なんだかんだ言っても、子供だからたいしたことはできないというような、否定的な意味合いが含まれていると考えられます。


「大方」とは?

「大方」「おおかた」と読みます。

「大方」は、「物事や事柄のだいたいのこと」という意味があります。

ある物事の、だいたいのことが分かった時、「大方理解した」などと表現します。

また「大方」には「普通の物事」という意味があります。

例えば、世間一般の人の意見を聞きたいと思うとき、「大方の意見を聞きたい」などと表現できます。

さらに「大方」には「おそらく」という意味があります。

おそらく、寝坊をしただろうと予想するとき、「大方寝坊に違いない」などと、表現することができます。


「所詮」と「大方」の違い

「所詮」「大方」の違いを、分かりやすく解説します。

「所詮」は、「どうこう言っても、結局は」という意味があります。

一方で、「大方」は、「物事や事柄のだいたいのこと」という意味があります。

このように、2つの言葉はまるで違う意味を持つ言葉ということが分かります。

「所詮」の例文

・『私は所詮、貧乏人の子供だ』
・『どれだけ努力しても、所詮不細工を好きになってくれる人はいない』

「大方」の例文

・『大方の意見を尊重して、物事を決定する』
・『仕事がうまくいかないのは、大方彼のミスによるものだろうと予想する』

まとめ

「所詮」「大方」という2つの言葉の違いについてみてきました。

2つの言葉は、まるで意味が違う言葉ということが分かりました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同することがなくなるのではないでしょうか。

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