製品の製造を中止することを示す言葉には「廃盤」や「廃番」があります。
この記事では、「廃盤」と「廃番」の違いを分かりやすく説明していきます。
「廃盤」とは?
「廃盤」とは主にレコードやCDの製造が中止になったことを示す時に使う言葉です。
この言葉に使われている「盤」は皿状のものを示す意味があり、「廃盤」はこれら円盤状の再生メディアに対して使うのが特徴です。
これらアナログの再生メディアは最近だとコレクションアイテムとして人気が高まってきており、「廃盤」となったレコードやCDは高値で取引されるものも存在します。
現代では楽曲がストリーミングサービスやデジタル配信によって提供されるようになり、こちらは形式上「廃盤」は発生しません。
「廃番」とは?
「廃番」とは商品の製造を中止することを示す言葉であり、こちらは様々なものに対して使うことが可能です。
この言葉に使われている「番」は商品番号を示すものであり、製造を中止する際にはこの商品番号も一緒に使用停止になることから「廃番」と表現します。
「廃番」となった製品には色々理由がありますが、中にはコレクションアイテムとして高値が付くものも存在します。
「廃番」は不良や売れ行きが悪いものに対して行われることも多いのですが、実用性が低くてもネットオークションやフリマサイトでは高値が付くことも珍しくありません。
「廃盤」と「廃番」の違い
「廃盤」は基本的にレコードやCDの製造が中止になることを示す時に使う言葉です。
「廃番」は様々な商品の製造が中止になることを示す時に使うことが可能です。
「廃盤」の例文
・『廃盤となった中古レコードを買ってきました』
・『ネットオークションで自分の好きなアーティストの廃盤を落札できました』
「廃番」の例文
・『お気に入りだったノートが廃番になっていてショックでした』
・『廃番となった模型は今でも高値が付いている』
まとめ
「廃盤」はレコードやCDの製造中止に対して使う言葉であり、「廃番」は様々な製品の製造中止に対して使う言葉です。