この記事では、「態度」と「行動」の違いを分かりやすく説明していきます。
「態度」とは?
「態度(たいど)」とは、ある物事に対して、感じたり、考えたりしたことが、言葉、表情、身振りなどに表れたものを言います。
あるいは、ある物事に対しての心身の構え方のことを表しています。
「態度」の「態」は「様子」、「姿」、「素振(そぶ)り」などの意味があります。
また、「度」は「長さ」、「度合い」、「程度」などを表しています。
「行動」とは?
「行動(こうどう)」とは、何かを行うために、実際に体を動かすことを表しています。
「行動」の「行」は、「歩む」、「進む」、「前に動く」などの意味を持っています。
さらに「動」は、「うごく」、「移る」、「揺れ動く」などを指しています。
「態度」と「行動」の違い
「態度」と「行動」の違いを、分かりやすく解説します。
「態度」とは、心の動きが言葉、表情、身振りなどに表れることを意味しています。
一方、「行動」は体を動かして、何かを行うことを言います。
「態度」は心の動きが言葉、表情、身振りによって、自然に外側に表れることですが、「行動」は実際に体を動かすことなので、この点に違いがあります。
「態度」の例文
・『彼のおかしな態度に疑問を感じました』
・『彼女は彼に対して、従順な態度を取っているようだ』
・『相手の態度を見て判断する』
・『彼女は好意的な態度を示してくれた』
「行動」の例文
・『これは考えるよりも、実際に行動したほうが早い』
・『彼は行動力のある人だ』
・『今日の行動予定を確認する』
・『捉え方が変わると、行動も変化する』
まとめ
「態度」は漢字の意味で見てみると、「素振りの度合い」のような意味合いになります。
また、「行動」は漢字の意味でみると、「進んで動く」と言うような意味合いになります。
「態度」と関連した意味を持つ言葉としては、「出方(でかた)」、「振る舞い」などが挙げられます。
そして、「行動」と関連した言葉では、「仕業(しわざ)」、「行(おこな)い」などがあります。
それぞれの言葉の意味や違いを知り、適切に使っていきたいものです。