「心打たれる」と「胸打たれる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「心打たれる」と「胸打たれる」の違いとは?違い

この記事では、「心打たれる」「胸打たれる」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「心打たれる」とは?

心が動揺するほど衝撃的な場面を見たとき、強く揺り動かされることを「心打たれる」【こころうたれる】といいます。

自分が慕う著名人の言葉に強く感銘して感動したとき深く共鳴する気持ちを表す言葉です。

それだけ共感する人が放つ言葉には説得力があり、心に突き刺さります。

また、興味がある人の不幸な出来事に胸が痛み、同情する気持ちを伝えるときにも使われています。


「胸打たれる」とは?

強く感動する場面を見たとき、胸が熱くなることを「胸打たれる」【むねうたれる】といいます。

かなり自分の奥深くにまで刺さる共鳴する舞台を見たり、歌を聴いたとき感じる熱い感情が込み上げる様子を指すのです。

主に、必死に頑張る姿を見たり、愛する人を守ろうと行動するなど人間の深い愛情や優しさが胸に伝わる場面を目にしたとき使われています。


「心打たれる」と「胸打たれる」の違い

ここでは「心打たれる」「胸打たれる」の違いを、分かりやすく解説します。

動揺するほど共感し、共鳴する場面を見たとき「心打たれる」といい、気持ちを強く掴まれる様を表す言葉です。

優美な姿であったり、親切心を見せる人の行為に対して心が掴まれた様を表します。

もう一方の「胸打たれる」は感動し、胸が熱い気持ちになるという意味がある言葉です。

熱い感情を表すところに焦点を当てた言葉であり、「心打たれる」は強い衝撃に打ちのめされた人の気持ちを表します。

「心打たれる」の例文

・『水面に移る黄金色に輝く満月の姿に心打たれる』
・『必死に食らい付く人間の姿が1番心打たれる瞬間であった』

「胸打たれる」の例文

・『過酷な自然環境の中、熊の親子が必死に生きる姿に胸打たれる』
・『戦争で片足を失った帰還兵が1人で生きる姿に胸打たれる』

まとめ

「打たれる」を使った言葉ではありますが、「心」「胸」に違いがあります。

どのような意味を持つかに目を向けて、状況に応じて使い分けてみるといいでしょう。

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