病気には様々なタイプがあります。
歯科、内科、外科、胃腸科などの病院ではそれぞれの専門があり、特化した治療を行っています。
そして、精神科では心の病を扱い、その医学を「精神医学」と呼びます。
それでは、この「精神医学」とはどういう意味でしょうか。
また、「心理学」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「精神医学」と「心理学」の違いを分かりやすく説明していきます。
「精神医学」とは?
「精神医学」とは、その名の通り、「精神に関する医学」のことを表す言葉で、「医学」の一つの領域を担う学問のことです。
「精神医学」の学者の多くは「医者」としての資格を持ちますが、そうでない人もいます。
「心理学」とは?
「心理学」とは、その名の通り、人間の「心理」のメカニズムに関しての学問のことです。
主に、心の動きや変化がどういう理屈で起きるのかを研究するもので、結果として心理的な影響を与えるためにはどのような事が必要なのかを明確にし、ビジネスや人間関係の中で役立てることを目的にしています。
「精神医学」と「心理学」の違い
「精神医学」と「心理学」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、共に人間の心のことについて研究する学問であることは同じですが、大きな違いがあります。
その違いを最も簡単に説明するなら、病気の人を治療することを大きな目的としているのが「精神医学」であり、心の中のメカニズム自体の研究が目的なのが「心理学」と言って良いでしょう。
つまり、「医学」の一つの分野である「精神医学」は医者の領域であり、「心理学者」は治療を行わない学者ということになります。
まとめ
この記事では、「精神医学」と「心理学」の違いを、解説してきました。
この2つは、人間の心のメカニズムを研究する非常に重要な学問です。
この2つの学問を通して体のことに比べて分からないことが多い精神世界のことを少しでも明らかにできれば病む人も少なくなるのではないでしょうか。