「謝絶」と「拒絶」の違いとは?分かりやすく解釈

「謝絶」と「拒絶」の違いとは?違い

この記事では、「謝絶」「拒絶」の違いを分かりやすく説明していきます。

「謝絶」とは?

相手から告げられた意志や希望を断ることです。

「謝」という漢字には、ことわる、しりぞけるという意味があり、「絶」という漢字には、ことわる、こばむという意味があります。

このことから「謝絶」には、断るという意味が含まれることがわかります。

たとえば、入院をしているとします。

入院中、管をつながれており、人に見られたくない姿をしています。

お見舞いをしたいという人はいるのですが、自分の姿を見られたくないので断っています。

お見舞いをしたいという相手の希望を断っているのです。

この行為を「謝絶」といいます。


「拒絶」とは?

相手の頼みや求めを拒むことという意味です。

「拒」という漢字には、こばむ、ことわる、よせつけないという意味があります。

このことから「拒絶」には、こばむ、相手の要求などをはねつけるという意味が含まれていることがわかります。

臓器移植をすると、移植された臓器が異物と認識されて、排除されてしまうことがあります。

これを「拒絶反応」といいます。

今度は猫のことで説明をします。

猫にエサを食べてもらいたいのですが、与えても食べてくれません。

シリンジを使って与えようとしても、拒んでしまいます。

飼い主の食べて欲しいという求めをはねつけているのです。

この行為を「拒絶」といいます。


「謝絶」と「拒絶」の違い

「謝絶」「拒絶」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらの言葉にも「絶」という漢字が使用されており、意味が似ているように感じますが、それぞれ意味するものは異なります。

「謝絶」は、相手から告げられる意志や希望を断ることです。

相手からの申し入れに応じないという意味合いです。

「拒絶」は、相手の頼みや求めをこばむことを意味します。

はねつけるという意味合いです。

まとめ

似たような意味に感じる2つの言葉ですが、一方は申し入れを断ること、もう一方は求めなどを拒むことで、意味合いが違います。

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