この記事では、「美食家」【びしょくか】と「食通」【しょくつう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「美食家」とは?意味
味に妥協せず、美味しい料理しか口にしない人を「美食家」【びしょくか】といいます。
中途半端なものは受け付けず、誰もが認める美味しい味を追求していくわけです。
三ツ星に選ばれたといえば自らその店に行き、どれが美味しいか実際に食べてから自分なりに評価し、ときに雑誌やテレビ番組で伝えます。
実績がある「美食家」の意見や評価は見る者を魅了し、その情報は参考として受け入れられるのです。
「食通」とは?意味
様々な料理に詳しい人を「食通」【しょくつう】といいます。
焼き鳥といえばあの店が美味しいと教えたり、秘伝のタレの作り方や調理法、食材の産地などの詳細も知っていたりと、その知識の豊かなところに人々を驚かせるのです。
ただ美味しい店で食べるだけでなく、自分なりに料理が誕生した歴史を学ぶ努力したり、実際に味比べするなどして知識を増やします。
「美食家」と「食通」の違い
「美食家」と「食通」の違いを、分かりやすく解説します。
美味しいものしか食べない人を「美食家」と呼び、味がいい店と聞けば実際に行って食べては確かめるのです。
ときに、現地から採れた野菜や果物、魚、肉を取り寄せては食し、評価する場合もあります。
もう一方の「食通」は食文化についてとても詳しく、歴史や産地にいたるまで学んでは把握する努力家です。
料理を評価して収入を得る人もいますが、「食通」は食に詳しい一般人もこのように呼びます。
「美食家」の例文
・『舌が肥えた美食家は海外の料理まで堪能して評価する』
・『高級志向の美食家は、質がいいものしか食べない』
「食通」の例文
・『真の食通は食材と作り手に敬意を持って静かに食べる』
・『食通ぶる人は味や茹で方など細かく批判するので嫌われる』
まとめ
人よりも食に拘る者の呼び方について2つご紹介しました。
少し意味や使い方に違いがありますので、相手によってうまく使い分けてみるといいでしょう。