「見栄え」と「見映え」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「見栄え」と「見映え」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈違い

この記事では、「見栄え」「見映え」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「見栄え」とは?

見た目が良いと思うことを「見栄え」【みばえ】といいます。

いびつでもなく、均等性がとれた美しい形状の物はとても見た目が良く見えるため「とても見栄えがいい」のです。

使い方としては、「着物を着た妹は見栄えする」というように、普段はそれほど人の視線を集めない地味な人であっても、着る物によっては立派に見えるといった栄えるを使っています。


「見映え」とは?

穢れがなく、混じり気がない純粋に光り輝いているものを「見映え」【みばえ】といいます。

美しく照り輝く様はまるできらきらと光る水面のようであり、このようなところから人に印象が良いと思わせる様を表す言葉です。

とくに、見てくれが良いものに対して使う言葉ですが、反対に垢抜けない様であれば「見映えしない」と見てくれが冴えないと思う気持ちを表します。


「見栄え」と「見映え」の違い

「見栄え」「見映え」の違いを、分かりやすく解説します。

外観がとても栄えて良く見えることを「見栄えする」といって褒めるときに使います。

寿司を盛り付けるときは彩りを考えて皿にのせて、見た目に食欲をそそるようにするわけです。

もう一方の「見映え」は混じり気がない純粋な美しさを醸し出す様を表します。

とくに、料理の盛り付け方や美しい形状の乗り物、骨董品といった物に対して使われている言葉です。

「見栄え」の例文

・『高級な服は見栄えするので、街へ出かけるときに着る』
・『普段は地味な服ばかり着ている彼氏も、袴を着ると見栄えする』

「見映え」の例文

・『見映え良くお菓子を箱に詰め込み、知人に渡した』
・『いくら美人でも、見映えが悪い帽子を被る女性は残念だ』

まとめ

「見」を使った言葉を2つご紹介しましたが、「栄」「映」の違いによってまた使い方が変わってきます。

どのように使うか目を向けて、状態により使い分けてみるといいでしょう。

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