本当のコムタンは澄んでいる?この記事では、「コムタン」と「ソルロンタン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「コムタン」とは?
韓国料理に詳しくない人でも知っている可能性が高いのが「コムタン」と言えるでしょう。
「コムタン」の後ろにクッパやスープがつくのが一般的です。
牛の肉と牛モツが入っているのが特徴だと言っていいでしょう。
肉とホルモンのスープならではの食べ応えが感じる事ができます。
またスープが澄んでいるものと濁っているもの二種類あるのも特徴だと言えるでしょう。
「ソルロンタン」とは?
近年日本で牛骨ラーメンが流行った際には、日本のインスタントラーメンに混じって韓国メーカーの「ソルロンタン」ラーメンも店頭に並んでいたのを覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
骨付きの牛肉や各種ホルモン、頭部、タン、牛の大部分を煮込み、いわゆる香味野菜各種とともに煮こんだものです。
脂と骨髄が溶け込んでスープが白濁しているのが特徴だと言えるでしょう。
その反面スープにはそれほど味付けをしていないため、自身で味付けをする事が一般的です。
「コムタン」と「ソルロンタン」の違い
「コムタン」と「ソルロンタン」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は牛肉やホルモンをメインにしたスープになります。
日本の焼き肉屋の「コムタン」スープは白濁しているものがほとんどであり、白濁させるためにわざわざ牛骨を足して強火でガンガン炊き込む店がほとんどだと言えるでしょう。
透明の「コムタン」はコトコト煮こんで骨がほとんど入れていないと言えます。
逆に「ソルロンタン」は骨付き肉や頭部も入っているため濁りが生じます。
まとめ
「コムタン」は牛肉やホルモンを煮こんだスープで本来ならば透明感のあるのが特徴。
しかし日本の焼き肉屋などで提供される「コムタンスープ」は白濁させるために牛骨を足してガンガン強火で炊いて蒸す事であえて白濁させて提供している店も多く見られます。
このため「コムタン」は二種類あり、澄んだあっさりタイプと白濁したコッテリタイプが存在すると言っていいでしょう。
一方で「ソルロンタン」は最初から骨付き肉や頭部を入れて煮こんでいるため、スープが白濁、香味野菜が入っているのが特徴になります。
この場合でも弱火で蓋をせずに煮こんだ場合は白濁は弱くなるのが常でしょう。