この記事では、「話が違う」と「訳が違う」の違いを分かりやすく説明していきます。
「話が違う」とは?
以前に聞いていたことと内容が異なることを表す言葉です。
例えば、約束を破ったり、嘘をついたりした相手に対して、怒りや責めるようなニュアンスで使われます。
この場合、「話が違う」というのは、「道義的に間違っている」という意味も含みます。
「訳が違う」とは?
同等に扱えず比較の対象にならないことを表す言葉です。
例えば、程度がかけ離れていたり、複雑な事情が絡んでいたりするときに、比較に無理があることを指摘するときに使われます。
この場合、「訳が違う」というのは、「比較が困難でやるべきではない」という意味も含みます。
「話が違う」と「訳が違う」の違い
「話が違う」と「訳が違う」の違いを、分かりやすく解説します。
「話が違う」と「訳が違う」は似たような表現ですが、使い方に違いがあります。
「話が違う」とは、相手が約束や契約などを守らなかったり、事実と異なることを言ったりしたときに、怒りや不満を表す言い方です。
相手の言動に対して非難や抗議する意味があります。
その一方で、「訳が違う」とは、二つ以上の物事を比較するときに、同じレベルや基準にならないことを表す言い方です。
相手の判断や評価に対して反論や否定する意味があります。
「話が違う」の例文
・『新品と書いてあったのに中古品が届いた。これは話が違うだろう』
・『昨日は仕事が忙しいと言っていたのに、今日は友達と遊んでいたのか。話が違うぞ』
「訳が違う」の例文
・『あなたは私の絵を子供の落書きと比べて馬鹿にしたけど、それは訳が違うわ』
・『このレストランは高級店と言っているが、味もサービスも訳が違う』
まとめ
「話が違う」と「訳が違う」という言葉の意味の違いです。
どちらも他の物事との差異を表す言葉ですが、使われる場面やニュアンスが異なります。
話が違うは怒りや非難を表すときに使われることが多く、訳が違うは比較や評価するときに使われることが多いと考えられます。
それぞれの言葉を正しく使い分けるようにしましょう。