この記事では、「コメザクラ」と「ユキヤナギ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「コメザクラ」とは?
コメザクラとはシジミバナ(蜆花)の別名で、バラ科シモツケ属に属する植物のことをいいます。
中国が原産で、古い時代に日本に伝わったと考えられています。
また、エクボバナやハゼバナ、コゴメバナと呼ばれることもあります。
コメザクラは八重の白色の花を咲かせます。
花木として庭園や公園などに植えられています。
白く愛らしい花が魅力です。
「ユキヤナギ」とは?
ユキヤナギもバラ科シモツケ属に属する植物で、春に白い小さな花を枝いっぱいに咲かせます。
2週間から3週間程花が咲くので、比較的長い期間観賞することができます。
白い花が沢山咲くので雪のように見え、枝も長く垂れ下がった様子が柳に見えることからユキヤナギ(雪柳)という名前が付きました。
庭に植えられていることも多く、ガーデニングでも人気があります。
園芸品種には様々な種類があり、フジノピンクやオウゴン、蒲田早生といった品種が有名です。
フジノピンクはピンクと名前が付いている通り、白ではなく淡いピンク色の花を咲かせます。
蒲田早生は切り花用に開発された品種です。
「コメザクラ」と「ユキヤナギ」の違い
コメザクラもユキヤナギもバラ科シモツケ属に属する植物で、花の見た目もよく似ています。
開花時期には違いがあり、ユキヤナギの後に咲くのがコメザクラになります。
コメザクラは中国が原産と考えられており、ユキヤナギは日本が原産とされます。
ただし、原産地についてはよく分かっていないこともあり明確ではありません。
また、ユキヤナギの枝は下垂していますが、コメザクラの枝は下垂していません。
それからコメザクラの園芸品種は八重咲きで、バラの特徴も備えています。
まとめ
コメザクラとユキヤナギの違いは、花の開花時期や枝が下垂しているかどうかにあります。
ユキヤナギの後に開花するのがコメザクラです。