この記事では、「アプリコット」と「あんず」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アプリコット」とは?
「アプリコット」とは、植物の「杏(あんず)」や、「杏色(あんずいろ)」のことを表しています。
「杏色」は「杏」の果実の色で、淡い黄みがかかった赤色を指しています。
「あんず」とは?
「あんず(杏・杏子)」とは、バラ科サクラ属(スモモ属)に分類されている落葉小高木のことを言います。
「あんず」の歴史は古く、日本では弥生時代にはあったと言われています。
日本には中国から薬用として渡来しました。
「あんず」は「万葉集」にも登場しています。
「あんず」の樹高は5m〜10mくらいあります。
葉は緑色で、互生の単葉、卵円形で縁は鋸歯です。
「あんず」の開花時期は3月〜4月頃で、5弁花の桃色の花が咲きます。
そして、6月〜7月頃に淡い黄緑色や、黄みがかった橙色の果実がなります。
果実は甘味と酸味があり、熟すと甘くなります。
果実はジャムやドライフルーツ、果実酒などに加工利用されています。
また、種子は食用や薬用に用いられています。
「アプリコット」と「あんず」の違い
「アプリコット」と「あんず」の違いを、分かりやすく解説します。
「アプリコット」と「あんず」は同じ植物を指していて、「アプリコット」は「あんず」の英語名をカタカナ表記にしたものです。
ですが、さらに詳しく見ていくと、西洋系品種が「アプリコット」、東洋系品種を「あんず」と大別することができます。
「アプリコット」と「あんず」にはこのような違いが見られます。
まとめ
「アプリコット」、「あんず」の別称には、「カラモモ (唐桃)」があります。
また、「アプリコット」、「あんず」の英語表記は「apricot」になります。
今回は「アプリコット」と「あんず」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「アプリコット」と「あんず」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。