「メンタル弱い」と「豆腐メンタル」は双方とも精神面に関する言葉ですが、それぞれ意味の違いはあるのでしょうか。
この記事では、「メンタル弱い」と「豆腐メンタル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「メンタル弱い」とは?
「メンタル弱い」は「心が傷つきやすい」「ストレスやプレッシャーを感じると精神的に不安定になったり落ち込んだりといった症状が生じやすいこと」を意味します。
「メンタル」は英語で「心の」「精神の」「知能の」を示す“mental”が由来となったカタカナ語で、日本では主に「心」や「精神」の意味で使用されています。
「豆腐メンタル」とは?
「豆腐メンタル」は「豆腐のようにもろい精神」「豆腐のように崩れやすい心」を意味します。
「豆腐」は食べ物の豆腐を示し、メンタルは「心」「精神」を示します。
アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」の登場人物が精神的に不安定になる様子を、視聴者が「豆腐メンタル」と表現したことがきっかけで誕生した言葉です。
「メンタル弱い」と「豆腐メンタル」の違い
「メンタル弱い」も「豆腐メンタル」も「精神面が弱い」「心が弱い」という意味合いを持つ点は共通しています。
メンタルが弱い人のことを「豆腐メンタル」と表現する場合もあり、お互いが同じような意味で使用される機会も多いといえるでしょう。
ただし細かくみれば、「メンタル弱い」は「弱さの度合い」が明確に示されていない印象があります。
一方、「豆腐メンタル」は「柔らかく崩れやすい豆腐のように弱いメンタル」を意味することから、「心の弱さを詳細に表現した言葉」と捉えられます。
なお、メンタルの弱さを表す言葉は「豆腐メンタル」以外にも存在します。
例えば、自立せず他人に依存しやすいことは「もやしメンタル」、形崩れしにくいため豆腐メンタルほど打たれ弱くないことは「マシュマロメンタル」などと呼ばれています。
まとめ
「メンタル弱い」も「豆腐メンタル」も「精神面がもろい」「心が弱い」という意味を含みますが、「豆腐メンタル」の方がその弱さをより詳しく表現した言葉といえます。
ぜひ言葉の知識や語彙力を増やす参考にしてください。