「助教」と「講師」の違いとは?分かりやすく解釈

「助教」と「講師」の違いとは?違い

「助教」「講師」はどちらも大学で講義を行う教職を指す言葉ですがどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、「助教」「講師」の違いを解説します。

「助教」とは?

「助教」とは、「大学の教職のうち上から4番目の職位」を指す言葉です。


「助教」の使い方

中学や高校の教員とは異なり大学で講義を行う教職は立場や権限によって明確に職位が分けられています。

教授を頂点とする大学職員の教職のうち上から4番目にあたるのが「助教」です。

講義を行う教職の中では1番下の職位で他の教員のサポートやアシスタントなどの仕事が中心で単独の講義や実習を受け持つことは少なく、雇用形態も契約更新が必要な任期制となっています。


「講師」とは?

「講師」とは、「大学の教職のうち上から3番目の職位」を指す言葉です。

「講師」の使い方

単独で講義や実習を担当するのはほとんどが「講師」よりも上の職位です。

主要科目を担当することも多く雇用形態も契約更新が必要な任期制ではなく終身制が主なので大学の教職として一人前と言える立場と言えます。

大学には「非常勤講師」と呼ばれる人もいますが常勤講師は必要な時にだけ短期契約で講義を担当する臨時教員のことで、常勤の教員である「講師」とは全く異なる存在です。

「助教」と「講師」の違い

大学の教職のうち1番下の職位が「助教」、その1つ上の職位が「講師」です。

「講師」の上には「准教授」「教授」という職位がありますが、「助教」「講師」は講義の担当は任されるものの研究室を任されることほとんどありません。

「助教」の例文

・『研究者を目指して助教になる』
・『任期制の助教は不安定な立場だ』

「講師」の例文

・『講師として正式に採用された』
・『大学の講師になると安定した身分と給料が期待できる』

まとめ

「助教」「講師」はどちらも大学の教職を指す言葉ですが職位に差があります。

同じ講義を担当していても職位の違いで雇用形態や権限などは全く異なるのでそれぞれの特徴と違いを知っておきましょう。

違い
違い比較辞典