「反乱」と「逆乱」の違いとは?分かりやすく解釈

「反乱」と「逆乱」の違いとは?違い

この記事では、「反乱」【はんらん】と「逆乱」【げきらん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「反乱」とは?意味

卑怯な権威を変えるべく、村人たちが立ち上がって団体を作り、立ち向かっていくことを「反乱」【はんらん】といいます。

例えば、高い税金を徴収する政府に反抗して、その制度を変えさせるべく村人が立ち上がって農具を持ってグループを作って武装し、暴力に訴えて反乱を起こすわけです。


「逆乱」とは?意味

為政者に自らがそむき、人々をあっと驚かせる乱を起こして強い印象を与えることを「逆乱」【げきらん】といいます。

人々を理不尽な理由で体罰を与えて苦しめたり、国民から金をむしり取って私欲のために使い込むなどする支配者に反抗して、そむいて逆らい、謀反を起こしてその権力を奪い取るという目的のために行う乱を指すわけです。


「反乱」と「逆乱」の違い

「反乱」「逆乱」の違いを、分かりやすく解説します。

武器を持って武装した人々が民を苦しめる権威に対して武力を持って立ち向かっていくことを「反乱」といいます。

この「反乱」で重要になるのが非対称性であり、小さな武力が国家の大きな武器と勢力を持って構える軍事力に立ち向かうということです。

もう一方の「逆乱」は、ひどい暴言吐いて人を傷つけたり、欲のために民や人を苦しめるといった支配者に背くことを意味しています。

「反乱」の例文

・『ギリシアでは紀元前685年には民が反乱を起こし、国家と戦っていた』
・『国家に対して10代で反乱を起こしたのがジャンヌ・ダルクである』

「逆乱」の例文

・『村人は逆乱して地主を追い出し、自分たちの理想郷を作った』
・『金のために家族すら見殺しにする社長に、社員たちは逆乱する』

まとめ

一緒にやってはいけないと思うものに対して人々が立ち向かって、現状を変えるとき使う言葉を2つご紹介しました。

微妙に使い方の意味合いに違いがありますので、うまく選んで使ってみるといいでしょう。

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