「竜頭蛇尾」と「虎頭蛇尾」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「竜頭蛇尾」と「虎頭蛇尾」の違いとは?違い

この記事では、「竜頭蛇尾」「虎頭蛇尾」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「竜頭蛇尾」とは?

出だしは勢い良く、周囲を圧倒して驚かせては凄いと思わせるのに、最後の方は力を失ってしまう人の様を伝えるのが「竜頭蛇尾」【りゅうとうだび】です。

例えば、国に対して自らを犠牲にしては訴えようとした人が勢いよく海の中に飛び込み、勢い良く泳いでいましたが、疲れてしまい、最終的には溺れそうになって無様な姿を晒す結果になります。


「虎頭蛇尾」とは?

虎の頭は迫力と威厳さえ感じさせますが、蛇のような細い尾は見るも無残な貧弱さを与えるという意味で使われているのが「虎頭蛇尾」【ことうだび】です。

また、虎は速く走れても、疲れれば木の陰に隠れてしまう弱さがあります。

このような見た目から、最初は勢いがあり、周囲を圧倒させますが、最後の方になると虫の息状態となって無様と思わせる人の様を笑うわけです。


「竜頭蛇尾」と「虎頭蛇尾」の違い

「竜頭蛇尾」「虎頭蛇尾」の違いを、分かりやすく解説します。

最初は勇ましく現れたのはいいですが、途中で気落ちしてはやる気を失ってしまい、最後は勢力も衰えて見る影も無いという状態になる状況を「竜頭蛇尾」といいます。

もう一方の「虎頭蛇尾」はその見た目で圧倒する竜よりも、鋭い牙や目つきといった怖い見た目で相手を威嚇し、さらには速い足で勢いがある走行を見せますが、疲れると最後は一つもふるわない状態になってしまうのです。

「竜頭蛇尾」の例文

・『多額の税金を注いで築き上げた開発も竜頭蛇尾に終わった』
・『昔は賑やかだったが、住人が減少して竜頭蛇尾状態となる』

「虎頭蛇尾」の例文

・『虎頭蛇尾な兄は趣味にお金を注ぎ込むが、数回でやめてしまう』
・『友人は虎頭蛇尾な性格で、社長になった途端仕事しなくなる』

まとめ

竜と虎の違いがある四文字熟語を2つ取り上げましたが、どのような状況でどう使えばより勢いが衰えたか表せる言葉となるでしょう。

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