この記事では、「反対語」と「対義語」の違いを分かりやすく説明していきます。
「反対語(はんたいご)」とは?
「反対語」とは、「2語がお互いに反対の意味を表す関係の語」のことです。
英語では“antonym(アントニム)”と訳されます。
以下が「反対語」の例になります。
・「暑い」と「寒い」
・「熱い」と「冷たい」
・「長い」と「短い」
・「高い」と「低い」
・「良い」と「悪い」
・「易しい」と「難しい」
など。
「対義語(たいぎご)」とは?
「対義語」とは、先述した「反対語」と同じく「2語がお互いに反対の意味を表す関係の語」のことです。
それに加えて、「2語がお互いに対照的な意味を表す関係の語」という意味も含まれています。
ちなみに、英語でも「対義語」は「反対語」と同じく“antonym(アントニム)”と訳されます。
以下が「対照的な関係にある語」の例になります。
・「天」と「地」
・「北極」と「南極」
・「西洋」と「東洋」
・「光」と「闇」
など。
「反対語」と「対義語」の違い
「反対語」と「対義語」はどちらも主に意味するところは、「重い」と「軽い」、「明るい」と「暗い」などのように「2語の間の関係がお互いに反対の意味を表す語」のことです。
加えて、「対義語」には「父」と「母」など「2語がお互いに対照的な意味を表す関係の語」という意味も含まれています。
「反対語」と「対義語」のほか、「反意語(はんいご)」とも表現されることがあり、英語ではいずれも“antonym(アントニム)”と訳されます。
したがって、「反対語」と「対義語」、そして「反意語」は全て同義語の関係に該当すると言えます。
まとめ
・「反対語」とは、「2語がお互いに反対の意味を表す関係の語」のことです。
・「対義語」とは、「2語がお互いに反対の意味を表す関係の語」のことであり、それに加えて、「2語がお互いに対照的な意味を表す関係の語」という意味も含まれています。
・したがって、「反対語」と「対義語」自体はお互いに同義語の関係に当たると言えます。