この記事では、「押しが強い」と「しつこい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「押しが強い」とは?
「押しが強い」は「おしがつよい」と読みます。
意味は、「自分の思い通りにものごとを運ぶがために、相手に圧力をかけて無理に動かそうとする様子」です。
自分の要求を通すために、強引に相手に勧めたり、促したりして同意させようとする様子を表します。
「押しが強い」の言葉の使い方
「押しが強い」は形容詞として使われたり、副詞として「押しが強くて困る」などと使われたりします。
「押し」は動詞「押す」の連用形が名詞化した言葉で「上から重みをかけること」から転じて「無理にでも自分の意志を通そうとすること」という意味、「が」は接続詞、「強い」は「程度や度合いが大きい」という意味、「押しが強い」で「無理にでも自分の意思を通そうとする度合いが大きいこと」になります。
ビジネスなどでは結果次第で良い意味に使われることもあります。
「しつこい」とは?
「しつこい」の意味は以下の通りです。
1つ目は「他のものにくっついて離れないこと」という意味です。
2つ目は、「ある人や物にいつまでも執着すること」という意味です。
「しつこい」の言葉の使い方
「しつこい」は形容詞として「勧誘がしつこい」「しつこい汚れ」などと使われたり、副詞として「しつこくつきまとう」などと使われます。
「しつこい」の語源は「執濃い(しつこい)」という言葉言われ、「執」は「とりついて離れない」という意味、「濃い」は「度合いが強い」という意味、「しつこい」で「相手にとりついて離れない度合いが強いこと」になります。
基本的に、悪い意味で人にとりついて嫌がられる人や物に使われる言葉です。
「押しが強い」と「しつこい」の違い
「押しが強い」は「無理にでも自分の意思を通そうとする度合いが大きいこと」です。
「しつこい」は「相手にとりついて離れない度合いが強いこと」です。
まとめ
今回は「押しが強い」と「しつこい」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。